* 食べ物のこと。

ベトナム料理にはよく香草のミントとコリアンダー(?)が入っている。名物の「フォー」(細くて薄いきしめんみたいな米粉の麺のうどん。あっさりしてて美味しい。)にも、もやしと共にたくさん乗っかってくる。

ミントはまだ日本でもなじみの香草だが、コリアンダーの方は和名が「カメムシソウ」とも言うくらいのすごいにおいなので、かなり好みが分かれると思う。

 

ベトナム料理の味付けはほとんどが辛くないもので、調味料も「ヌクマム」(魚のしょうゆ)や「ヌク・トゥオン」(日本のものと同じ大豆のしょうゆ)、チリソースといった物が多いので日本人には食べやすい。

ただ、料理と一緒に出てきてつけて食べるタイプの調味料は、時々つけたら美味しくなくなることもあるので要注意。「ヌクマム」の類や海老と一緒に出てくる「ムイ・ティエウ・チャン」(レモン、塩、こしょう)は美味しいが、なんでもつける前にまず味見をすることを薦めておく。

 

ちなみに海老料理がとっても多いので、嫌いな人には辛いかも。

実は更紗が大嫌いで、出てくると皆梓に回ってきた。

あと、野菜を食べやすく切るということをしないので、春菊やらチンゲンサイやらがズルリと長いまま入っているのがちょっと驚き。( ̄□ ̄;)!!

 

ベトナムはフランス領だっただけあって、フランスパンとコーヒーが美味しいらしい。

フランスパンは水分量や焼き具合がよく本場フランスより美味しいそうで、確かにフランス料理を食べに行った時に出たフランスパン(スープや前菜より先に出てきた)は、外がかりっとしていて中がふんわりしていて非常に美味しかった。

コーヒーのほうはひたすら苦くて酸味が全く無いもので、癖が無く飲みやすい。現地では砂糖や練乳を沢山入れて、甘〜いミルクコーヒーにして飲むとのこと。(確かにミルクと砂糖を入れたほうが美味しい。)しかも、思い切り濃く出したコーヒーを、1日に4杯も5杯も飲まないと気が済まないような人もいるらしい。

ついでに。ベトナムにも「グリーンティー」が存在するが、のお茶なので味が違う。美味しいけど。

やはり南国なだけに、レストランで食事をすると必ずデザートに珍しいトロピカルフルーツが出てくるが、美味しいとは限らない。

ホテルのウェルカムフルーツにもドラゴンフルーツ(写真上。日本のデパートに1個2000円で売っていた)、ロンガン(茶色い丸いの)、ランブータン(赤くて毛が生えたようなの)、ベビーバナナ、ベトナムの柿(写真左下。毛の無いキウイみたいの)があったが、ドラゴンフルーツはスイカの種みたいな味だし、ロンガンは熟れ過ぎた青肉メロン、柿はよく言えば干し柿、悪く言えば腐りかけたバナナ味(しかも舌触りがざらざらしている)で、まともに食べられたのはバナナとパイナップル位だった。(ベトナムではパイナップルに塩をつけて食べるが、つけすぎなければ美味しかった。)

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